毎年秋になると、ボジョレー・ヌーボーという言葉がよく飛び交います。ワインをよく知らなくても、聞いたことのある言葉ですね。なぜ、その秋にボジョレー・ヌーボーなのか、気になりませんか?

また、ボジョレー・ヌーボーには解禁日があります。2017年の解禁日はいつなのでしょうか?

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そもそも、解禁日って、なぜあるのでしょうか?実際に解禁されて購入したら、いつまでおいしく飲めるワインなのか、その賞味期限についても気になりますね。

そこで、そのような疑問に答えるため、下記のとおりにまとめてみました。この記事では、ボジョレー・ヌーボーの様々なことについて紹介します。読んでいただくと、ボジョレー・ヌーボーの知識が深まります。

ボジョレー・ヌーボーとは?

ボジョレー・ヌーボー

Tatsuo YamashitaBy: Tatsuo Yamashita

ボジョレー・ヌーボーとは、一言で言えばその年のフランスの新ワインのことです。ボジョレー地区で夏の終わりに収穫したブドウを使って、その年のうちにワインが作られます。

ボジョレー地区はフランスのブルゴーニュ地方の丘陵地帯にあり、その地区名には「美しい高台」という意味を有する「ボージュ」という言葉に由来があります。ヌーボーはフランス語で「新しい」という意味があります。

ボジョレー・ヌーボーは元々、19世紀頃からボジョレー地区の地元住民の間でブドウの収穫を祝う行事のために作られた地酒でした。1967年に、フランス政府が公式に11月15日を解禁日としたことを皮切りに、パリのレストランを中心にブームになり、世界中に広まっていきました。

パリ

PYONKO OMEYAMABy: PYONKO OMEYAMA

通常、ワインができるのには数年かかりますが、ボジョレー・ヌーボーはブドウを収穫して短期間経てば飲めるワインであるため、そこに人気の秘密があるようです。また、味わいがフレッシュでフルーティーである点に特徴があります。

ボジョレー・ヌーボーの製法は、マセラシオン・カルボニック製法と言われ、ガメイ種という品種のブドウの房をそのままタンクに入れて密閉して発酵させる方法です。(ボジョレーのワイン作りに使われるブドウの品種はガメイ種で、赤ワインやロゼワインの原料です。)

そこから生じる炭酸ガスがタンク内に充満していき、そのまま数日寝かせておくと、甘い酸味と果実味の豊かな赤ワインができます。ボジョレー地区以外の地区ではマセラシオン・カルボニック製法とは異なり、ブドウを発酵前に潰す製法が採られ、あらゆるワインが作られます。

日本は、ワインの消費量が少ない国ではありますが、ボジョレー・ヌーボーの約半分を占める割合の量を輸入しています。

このことは、ボジョレー・ヌーボーが試飲会などのイベント向けのワインである性質を考えれば、いかに日本ではイベント好きな国であるかということを表しているかがご理解いただけます。

日本は、世界から見ても祭りの多い国として有名です。


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2017年のボジョレー・ヌーボーの解禁日は?

2017年のボジョレー・ヌーボーの解禁日は?

2017年のボジョレー・ヌーボーの解禁日は11月16日木曜日です。この解禁日が設定されたのが上述にも述べたように1967年のことで、それまでは、各メーカーによって解禁日が異なりました。

しかし、そのような状況ではワインの質に差が生じたりして、質の良くないものばかりが出回りやすくなります。その恐れを解消し、質の良いワインを作るために、フランス政府が解禁日を設定しました。

また、木曜日に指定されているのにも、実は理由があります。それは、営業の都合によるものです。日本でも、大抵の企業は土日祝日が休業日であることが一般的ですが、フランスでも同様にワインやブドウに関係する会社が日曜日に休業します。

その影響で、ワインの販売数が左右されしまう恐れを考慮して、1984年、フランス政府が解禁日を第三木曜日に設定しました。

過去の解禁日

過去の解禁日

毎年のボジョレー・ヌーボーにおける解禁日の際に、キャッチコピーが作られます。2011年以降のものを次の表に整理したので、ご覧ください。

キャッチコピー

2011

1950年以降最高の出来と言われた2009年と同等の出来

2012

史上最悪の不作だが品質は良く健全。糖度と酸度のバランスが良く軽やか

2013

ブドウの収穫量は少ないが、みずみずしさが感じられる素晴らしい品質

2014

近年の当たり年である2009年と肩を並べるクオリティ

2015

我がワイン人生最良のヌーヴォー

2016

エレガントで酸味と果実味のバランスがとれた上品な味わい

このキャッチコピーは、フランス食品振興会が作っています。

毎年10月下旬頃にボジョレーワイン委員会が開かれ、試飲会が行われます。そこでの評価をキャッチコピーとして、フランス食品振興会が発表します。

ボジョレー・ヌーボーの未開栓状態での賞味期限

ボジョレー・ヌーボーの未開栓状態での賞味期限

yoppyBy: yoppy

ボジョレー・ヌーボーを購入したものの、なかなか飲む時間を確保できない場合、賞味期限が気になるものです。未開栓での賞味期限は2~3ヶ月です。

一般的には、年内に飲み切るのが良いとされ、フレッシュな味わいが売りであるワインであるため、風味が消えないうちに早めに飲むのが望ましいです。

ボジョレー・ヌーボーの値段の違う訳

ボジョレー・ヌーボーの値段の違う訳

同じ年のボジョレー・ヌーボーでも値段が様々です。最近では、ペットボトルで売られているものもあり、瓶のものとペットボトルのものとで値段が違います。

その他の主な理由としては、次の2つにあります。

生産者の違い

生産者の違い

生産者によってブドウの生産やワインを醸造する方法が異なるため、価格差が生じます。ワインの分類法で、「AOC」といい、地方名・地区名・村名・畑名の4つで分類される方法があります。

この4つの順で範囲が狭くなっていますが、生産地の単位が狭くなるほど、基準が厳しいものになります。基準が厳しいほど、高価なワインです。

高価なワインとして有名な「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー」というものがあります。ボジョレー地区のうち、指定された38の村で生産された新酒です。生産者が違えば種類も異なるので、その違いによって価格も違ってきます。

輸送によるコストの違い

輸送によるコストの違い

生産地から日本に輸送されるまでのルートが様々にあります。そのルートによって、値段が違ってくることがあります。

まとめ

この記事では、ボジョレー・ヌーボーについて紹介しました。ボジョレー・ヌーボーは、元々収穫祭の際に作られたものであり、その生産と普及にフランス政府が絡み、世界中に広まったことがご理解いただけたことでしょう。

今年は、ボジョレー・ヌーボーを入手して、実際に飲んでみて、その味わいを確かめてみませんか?

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