寒い時期になると白い息が出てくるものですね。

「息白し」という俳句の季語があるくらいです。

息が白くなるのはなぜなのか、あなたは知っていますか?

実は息の成分と関係しているようなのです。息の成分と言えば酸素や二酸化炭素などがあります。

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そのうち、どの成分と関係しているのか気になりますね。

また、白い息を出さない方法もあります。実際に映画などの撮影で活用されています。それはどのような方法なのか気になりませんか?

そこで、この記事では寒いと息が白くなる現象について下記にまとめてみました。読んでご理解いただきますと白い息の正体がはっきりわかります。

白い息を出さない方法についても紹介しますので是非お試しください!

なぜ寒いと息が白くなるの?

寒いと息が白くなる理由は次の2つが挙げられます。

(1) 息と外気の温度差

白い息

息と外気の温度差が主な理由に挙げられます。

人の息には酸素や二酸化炭素以外に水蒸気もわずかに含まれていて、その温度が体温とほぼ同じ温度のものであり約36度の程度です。

一方、冬の外気の温度は10度以下である傾向にあります。温度約36度の水蒸気が温度10度以下の外気に触れると水滴に変わり、それが白く見えます。この温度差が重要なポイントです。

温度の高いものが急激に冷やされると白く見えるようになります。これは熱湯や熱いお茶、ホットコーヒーなどの湯気が白く見えるのと同じメカニズムです。

水蒸気と湯気が別物であることはご存知ですか?

湯気は水蒸気が外気に触れて冷却された水滴の集まりです。つまり、白く見える正体は水滴なのです。

(2) 空気中のチリやホコリの存在

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空気中のチリやホコリの存在も理由に挙げられます。

実は、上記(1)で述べました水滴は水蒸気の状態であるときに空気中のチリやホコリを巻き込んで結晶化されたものなのです。

空気の澄んでいる環境で息を吐くと白くなりにくくなります。例えば、南極大陸では平均気温が氷点下30度以下であるにもかかわらず、息を吐いても白い息になりません。

なぜなら、南極大陸ではチリやホコリがないほど空気が澄んでいるからです。チリやホコリがなければ空気中の水蒸気が水滴になりえず息を吐いても白くなりません。

息が白くなる温度と湿度

外気の湿度が高いとそれだけ大気中の水蒸気の量が多いということであり、その際に息を吐くと息の水蒸気と大気中の水蒸気が加わり水滴が増えて白さが増します。

そのため湿度によって白い息になる温度は異なってきます。湿度が100%の場合は温度17度で、湿度70%の場合は温度13度で白い息となります。

白い息を出さない方法はある?

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白い息を出さない方法については温度や湿度を調整するという方法がありますが、それ以外の方法を下記に3つ紹介します。

(1) 口をすぼめて息を吐く

口をすぼめて息を吐くと冷たい息となり、白くなりにくくなります。

(2) 氷を口にふくむ

氷を口にふくんで息を吐くと冷たい息となり、白くなりにくくなります。実際に映画やテレビドラマなどの撮影でとられている方法です。

(3) 空気を綺麗にする

これは理論上の方法でありますが、観葉植物や空気清浄機などで空気を綺麗にしておくと息を吐いても白くなりにくくなる可能性があります。

ただ、綺麗にする程度にも南極大陸並みの純度の高さが求められるため、現実的には無菌室を設置する等の高度な技術を要するものと考えられます。

まとめ

ここまで寒いと白い息が出る理由などについて紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

吐く息の成分には水蒸気が含まれていて、それが低温度の外気により冷やされると空気中のチリやホコリを巻き込んで水滴となります。熱湯から生じる水蒸気が冷えて湯気になりそれが白く見えるのとメカニズムは同じです。

その水滴が白い息の正体であるということについてご理解いただければ幸いです。

湿度70%の状態では温度13度以下で息を吐くと白くなる傾向があります。湿度が高くなると大気中の水蒸気の量も加わるため白い息の量も増えてきます。

また、息を白くしない方法としては口をすぼめて息を吐くというものと口の中に氷をふくんで息を吐くというものが手軽にできます。後者については映画などの撮影で活用されています。

今後寒い場所で息を吐いたときに白くなった場合は、息の中の水蒸気や外気の温度、湿度、チリ、ホコリなど様々な条件が重なり合ってできたものであるというイメージが浮かぶのではないでしょうか?

この記事を思い出していただくと幸いです。

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