日本には四季があり、季節によっては様々な天気に変化していくものですね。

雹(ひょう)の被害は近年東京都の住宅や駅などに起きたとのニュースが取り上げられましたし、雪の被害については特に北日本や日本海などの地域を中心に毎年悩まされています。

雪や雹のほかに、霰(あられ)や霙(みぞれ)が空から降ってくることもありますよね。

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雪、雹、霰、雹の漢字を見るといずれも「雨」という字がつけられていますが、それぞれ何となく違うイメージであることは理解できると思います。

しかし、明確にはどのように違うのものか気になりますよね。

そこで、この記事では雹と霰、霙、雪の違いについて下記にまとめてみました。お読みになれば、今後天気のニュースなどで取り上げられても明確に区別できるようになります。

是非参考にご覧ください!

雹(ひょう)とは

雹

雹は直径5mm以上の氷の塊です。

まず積乱雲の中には強風の層があり、その中で水滴が溜まって氷の塊となります。その氷の塊は通常時には上昇気流で支えられて浮かんでいるのですが、次第に大きくなっていくと上昇気流がその重さを支えきれず地上に落ちていきます。

雹は雪とは異なり、空気の濃度が薄く高密度です。

積乱雲は季節問わずに発生しますが、特に夏場に多く発生する傾向があり、それに伴って降ります。ただし、地上に落ちるまでに大気中の温度で溶けて雨の形になる場合も少なくありません。

霰(あられ)とは

霰

霰は直径5mm未満の氷の塊です。

生成されるメカニズムは雹と同様に積乱雲から生成されるものですが、大きさの点で区別されます。雹と大きさが異なる原因は積乱雲の大きさによります。

積乱雲が大きいと上昇気流の動きも活発になるために大きめの氷の塊が生成されやすくなりますが、反対に積乱雲が小さいと小さめの氷の塊になりやすくなります。

大きめの氷の塊が雹であり、小さめの氷の塊が霰です。

さらに霰は色により分けられます。白色のものは「雪あられ」と呼ばれ、雪と一緒に降ります。半透明のものは「氷あられ」と呼ばれ、夏でも降ることがあり大きな粒のものは雹に分類されます。

霙(みぞれ)とは

霙

霙は気象上で雪に分類され、雪の結晶が雨と混じって溶けかかった状態で降る雨混じりの氷の結晶です。雨から雪に変わる過程または雪から雨に変わる過程で生成されます。

そのため、天気予報では霙予報の表現として示されず、「雨または雪」か「雪または雨」と表現されます。

上空1,500m地点で氷点下3度~氷点下6度になったときに降りやすい傾向があります。

雪とは

雪

雪とは、雲から落ちてくる氷の結晶をいいます。

ただ、気象用語としては氷の結晶という意味に限らず、雪が降っている状態の「降雪」や地上で積もっている状態の「積雪」のことも含めて指します。雪が降るメカニズムは途中までは雨と同じです。

まず雲の中で空気中の微粒子を核として水蒸気と結合し、それが一緒に冷やされて氷の結晶となります。この段階までは雨も雪も同じです。

そこから地上に落ちる際に大気の温度によって氷の結晶が溶けた場合は雨、溶け切れなかった結晶は雪となります。

大気の温度が0度以下の場合に雪が降りやすい傾向にあります。

違いまとめ

違いまとめ

上記の4つを次の表にまとめてみました。

雹(ひょう)

霰(あられ)

霙(みぞれ)

形状

氷の塊

直径5mm以上

氷の塊

直径5mm以下

雨混じりの氷の結晶

氷の結晶

発生時期

夏、冬

発生元

積乱雲

積乱雲

雲と気温

雲と気温

上記の表によりますと、雹と霰は氷の塊、霙と雪は氷の結晶という区別ができます。

さらに雹と霰は大きさの違いにより、霙と雪は雨混じりか否かの違いによりそれぞれ区別できます。

以上により明確な区別の仕方についてご理解いただけることでしょう。

まとめ

ここまで雹と霰、霙、雪の違いについて紹介しましたが、お読みなっていかがだったでしょうか?

いずれも氷でできるものではありますが、その形状や大きさによって異なりますね。氷は冷たい物質であるだけに、基本的には大気の温度の低い冬に降る傾向がありますが、雹は夏に降る傾向にあります。

氷あられも夏に降る場合があります。それは積乱雲から生成されるためであり、夏に積乱雲の多く生じることが原因です。

霙と雪の違いについても紹介しました。霙は雪の仲間であり天気予報では霙予報として説明されず、雨と雪で表現されます。

今後は天気情報で雹と霰、霙、雪について取り上げられても明確に区別ができますね。

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